熱中症は予防が大切!牛肉を食べて暑い夏を乗り切ろう

牛肉の基礎知識

年々暑くなる夏は、日々の熱中症予防が欠かせません。水分補給はもちろんですが、汗で流れ出てしまう栄養も多く、食事にも気を使う必要があります。食材として好きな人が多い牛肉は熱中症予防としても有効ですので、日々の食卓で取り入れましょう。

今回は、熱中症についての解説と牛肉の効果について説明していきます。

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この記事は、和牛×ギフトの専門店「肉贈」の店長松本が監修しています。 肉検定1級・2級、家畜商の免許も取得済。和牛の肥育もしています。 「和牛×ギフト」を通して、贈り主&贈り先の双方を幸せにすることを目標に日々活動中。

熱中症とはどんなもの?

まず、熱中症はどのようにしてなるのかと、熱中症の症状について解説します。

熱中症の原因

熱中症とは、体温が上がることで体内の水分と塩分のバランスが崩れたり、体温が調節できなくなることで、体温が上昇したり、頭痛・めまい・けいれんなどの症状が起きることをいいます

暑い屋外で過ごすことでなるだけでなく、室内でも熱中症になる人もいるため、どこにいても注意しなければなりません。

熱中症の症状

熱中症の初期症状には以下のような症状があります。

〇めまい・立ちくらみ
〇こむら返り
〇筋肉痛

このような症状を感じたら、特に注意をしなくてはなりません。それを放置すると、頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感といった症状があらわれます。

重度の熱中症は、

〇けいれん
〇気絶
〇発熱

といった危険な状態になり、命にかかわることも。そのため、熱中症の予防は非常に大切なことなのです。

熱中症の予防で日常的に気を付けること

日常的に気を付けるべき熱中症の予防方法は以下の4つです。

予防方法

〇食事を規則正しく摂る

〇こまめな水分補給

〇外では日差し対策

〇室内では冷房を使用

では、これらの予防方法について解説していきます。

食事を規則正しく摂る

「朝は食欲がわかないから抜いている」といったように、3食規則正しく食事ができていない人もいるでしょう。そのような場合、必要な塩分やたんぱく質などが不足してしまい、スタミナが減ったり塩分が不足して熱中症の原因となることも

食欲がわかないからとあまり食べないでいると夏バテ状態になってしまい、さらに食べることができなくなってしまいます。夏バテの状態では、より熱中症の危険が増すため食事は規則正しく摂るようにしてください。

こまめな水分補給

夏場は「水分補給が大切」というのは誰もが知る事実ですが、水分補給のタイミングは「喉が渇いたら」ではありません。人は軽い脱水の状態では喉の渇きを感じないと言われており、喉が渇いたことを自覚している状態は水分不足の状態であるため、喉が乾く前にこまめに水分をとらなければなりません

水分が不足してしまうと汗が出なくなるため、体温を下げることができず熱中症になってしまいます。

外では日差し対策を

屋外に出る場合は、帽子や日傘を使用して、直射日光を避けましょう。直射日光を避けるだけで、体に熱がたまってしまったり体力が奪われることを防げます

男性の場合、外回りなどの仕事中は帽子を被ることができませんが、日傘ならさせますよね。「日傘は恥ずかしい」という人もいるかもしれませんが、「日傘男子」という言葉ができるほど、男性の日傘も徐々に広まってきています。日傘を使うと直射日光を避けられるので、体の疲れ方もかなり軽減できますよ

室内では無理せず冷房を使用

室内で冷房をつけていたのに熱中症になった人のニュースなどを耳にしたことはないでしょうか。電気代節約のために冷房をあまりつけなかったり、つけても高い温度で設定している場合は注意が必要です。

熱中症にならないためには、室温を28℃まで下げることが大切ですが、冷房を28℃設定にしても設定温度通りに下がらないこともあります。そのため、冷房の設定温度は26〜27℃程度に設定するようにしましょう

ただし、温度を下げ過ぎると外との気温差が激しくなってしまい、自律神経が乱れてしまうため、冷やしすぎも気をつけてください。

熱中症予防として摂るべき栄養素

3食規則正しく食事をしても、食事内容がかたよっていては熱中症対策になりません。ここでは、熱中症対策に効果的な栄養素を紹介しますので、意識して摂取するようにしましょう。

たんぱく質

熱中症を防ぐためには、血流をよくすることも大切です。しかし、水分補給をしただけでは血液の流れが良くなるわけではなく、水分を十分に血管内に取り込めるようにする必要があります

血管は水分を引き込むために浸透圧を利用しますが、血液内の成分が濃いと水分を引き込みやすくなるのです。血液中の67%を占めているのは「アルブミン」というたんぱく質であるため、血液内の成分を濃くしたい場合、たんぱく質を摂取することが有効です

たんぱく質と水分を十分に摂取していれば血液量が増えるため、血液が皮膚近くまでめぐり、体外に熱を逃がしやすくなります

また、たんぱく質が不足しているとスタミナ不足になってしまうため、熱中症の危険性が上がります。1日に「体重×0.8g」を目安にたんぱく質を摂取するようにしましょう

ナトリウム・カリウム

人間の体は汗や排泄で1日に2,500mlもの水分が失われると言われていますが、汗をかきやすい夏場はそれ以上に体から水分が失われることになります。汗の中にはナトリウムやカリウムなどの電解質が多く含まれているため、汗をかくほど体内の電解質は流れ出てしまうのです

ナトリウムやカリウムが不足すると、筋肉の収縮運動が正常におこなえずこむら返りが起こりやすくなるなど、熱中症の症状を引き起こします。電解質は体内で作り出すことができないため、食事や水分補給で補わなくてはなりません

ビタミンB1

ビタミンB1は「疲労回復のビタミン」とも呼ばれ、疲労回復効果があります。暑い中で生活をしていると体力は消耗しがちなため、疲労回復効果のあるビタミンB1は積極的に摂りたい栄養です

また、ビタミンB1は糖質の代謝を促し、エネルギー生産を効率化させる働きや、イライラ感を軽減する効果もあります。ビタミンB1はにんにくや玉ねぎに含まれる「アリシン」と一緒に食べると吸収しやすくなるため、食べ合わせも大切です。

糖質

暑い夏は体力を消耗しやすく、他の季節よりもエネルギーが必要です。エネルギーが不足した状態では、熱中症にもかかりやすくなってしまいます

暑さに負けないためには糖質の摂取も重要なため、ダイエットのために糖質を制限している場合も夏は摂取することをおすすめします

ただし、糖質の過剰摂取は血糖値の上昇や肥満の原因となったり、糖をエネルギーにするために大量のビタミンB1が使用されてしまうため、あくまでもバランスよく摂取するようにしましょう。

牛肉は熱中症予防の食材としておすすめ

牛肉には以下のような熱中症予防に効果がある栄養が含まれています。

熱中症に効果的な栄養

〇たんぱく質

〇ナトリウム

〇カリウム

〇ビタミンB1

糖質も含まれてはいますが、お肉なので非常に少なめです。たんぱく質は、必須アミノ酸がもっともバランスよく含まれており、1食で十分な量を摂取することができます

牛肉は、熱中症対策として摂取したい栄養素を多く含む食材なのです。もちろん牛肉だけでは摂取量が足りないものもあるため、食べ合わせが重要です。しかし、良質なたんぱく質が摂取できることからも、スタミナをつけるべき夏には欠かせない食材と言えるでしょう

たっぷり汗をかいた日に、焼肉を食べたり、塩をしっかりと振ったステーキを食べるのもおすすめですよ。

まとめ

今回は、熱中症についての解説と、牛肉の効果について説明しました。熱中症にならないためには水分補給や直射日光を避けるなどの対策も大切ですが、食事の内容にも気を使わなくてはなりません。中でも、以下の栄養素は意識して摂る必要があります。

〇たんぱく質
〇ナトリウム
〇カリウム
〇ビタミンB1
〇糖質

牛肉にはこれらの栄養素がすべて含まれているため、夏の食卓には欠かせない食材と言えるでしょう。ただし、牛肉だけでは足りない栄養素もあるため、バランスのいい食事を心がけてください。

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