すき焼きは4種類あった!味の違いと美味しく作れるレシピを大公開

牛肉の美味しい食べ方

すき焼きには4種類のレシピがあることをご存じでしょうか。関東風や関西風は有名ですが、他にも2つの種類があります。
レシピによって作る手順が違うため、材料に大きな差はないのに、味の濃さや甘みなどがまったく違うすき焼きが出来上がるのです。

今回は、4種類のすき焼きのレシピと味の特徴についてご紹介します。

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この記事は、和牛×ギフトの専門店「肉贈」の店長松本が監修しています。
肉検定1級・2級、家畜商の免許も取得済。和牛の肥育もしています。
「和牛×ギフト」を通して、贈り主&贈り先の双方を幸せにすることを目標に日々活動中。

すき焼きのレシピは4種類!「関東風」と「関西風」、あと2つは?

すき焼きの代表的なレシピは、「関東風」と「関西風」があるということをご存じの方も多いでしょう。

しかし、「置賜(おきたま)風」「魯山人(ろさんじん)風」というレシピがあるのはあまり知られていないのではないでしょうか。
置賜風のすき焼きは、米沢牛の産地である置賜地域で作られるすき焼きで、材料にも関東風とも関西風とも明確に違いがあります。
また、魯山人風のすき焼きは、芸術家であり、美食家でも知られている「北大路 魯山人(きたおおじ ろさんじん)」が上質な牛肉をより美味しく食べるために考えたレシピなのだそうです。
すき焼きのレシピは食べる人の好みによって選ぶと、よりすき焼きを美味しく頂くことができます。

では、それぞれのレシピと食べたときの違いについて見ていきましょう。

関東風すき焼きは「煮る」!レシピと味の特徴

まず関東でよく食べられる関東風すき焼きからご説明します。

関東風すき焼きの材料

〈具材〉
牛肉
白菜
春菊
えのき
ねぎ
焼き豆腐
小結しらたき
〈割り下〉
しょうゆ
みりん

だし汁
砂糖

関東風すき焼きのレシピ

  1. 具材を食べやすい大きさに切り、しらたきは軽く茹でてアク抜きをしておく。
  2. 割り下の材料を混ぜる。
  3. すき焼き鍋に割り下を入れて、煮立たせてから具を並べて入れる。
  4. 煮えたら溶き卵をつけて食べる。

関東風すき焼きはこんな味!

割り下で具材すべてを煮込むのが関東風。
肉と野菜のうまみが割り下に溶けるのでまろやかさを感じられます。

関西風すき焼きは「焼く」!レシピと味の特徴

次に、関西でよく食べられる関西風すき焼きのレシピを見てみましょう。

関西風すき焼きの材料

〈具材〉
牛肉
白菜
春菊
えのき
ねぎ
焼き豆腐
小結しらたき
牛脂
砂糖
〈割り下〉
しょうゆ
みりん

関西風すき焼きのレシピ

  1. 具材を食べやすい大きさに切り、しらたきは軽く茹でてアク抜きをしておく。
  2. すき焼き鍋を熱して牛脂を塗り、牛肉を広げてのせた上に砂糖を少々まぶす。すぐに割り下を少し入れて絡め、牛肉を食べる。
  3. さらに牛肉を入れ、そばにネギを入れて焼く。割り下を入れて具材を並べ入れる。
  4. 煮立ったら具の上に牛肉を広げて並べ、砂糖を少しずつ加えながら好みの味に調整する。(濃ければ水を加える)
  5. 煮えたら卵に絡めて食べる。

関西風すき焼きはこんな味!

一般的な関東風と関西風でもまったく違うことがわかります。
関西風は、まず最初に牛肉のみで味わうという特徴も。
関東風は煮るのに対して、関西風は焼いてから煮るという違いがあり、だし汁も使用しないためしっかりと濃い味のすき焼きを楽しむことができます。

置賜(おきたま)風すき焼きは「蒸す」!レシピと味の特徴

一般的な関東風と関西風のレシピを見ていただきましたが、置賜風は煮るでも焼くでもありません。
では置賜風のレシピを見てみましょう。

置賜風すき焼きの材料

〈具材〉
牛肉
白菜
きのこ(なんでも)
ねぎ
焼き豆腐
小結しらたき
牛脂
〈割り下〉
しょうゆ
みりん

砂糖
味噌

置賜風すき焼きのレシピ

  1. 具材を食べやすい大きさに切り、しらたきは軽く茹でてアク抜きをしておく。
  2. すき焼き鍋を熱して牛脂を塗り、牛肉以外の具材を並べる。
  3. 具材の上に被せるように牛肉を広げてのせる。
  4. 牛肉の上から割り下をかけて、蒸気で牛肉に火を通す。
  5. 牛肉の色が半分程度変わったら割り下にくぐらせ、好みで卵に絡めて食べる。

置賜風すき焼きはこんな味!

置賜風は野菜の水分と割り下で蒸し焼きにし、煮込む工程がないため上質な牛肉を使っても脂が抜けてしまうことがありません
さらに、他のレシピにはない「味噌」を使うのも置賜風ならでは。
黒毛和牛などの高級な牛肉は脂の融点が低いため、煮込んだり焼いたりすると、せっかくのとろけるような食感も損なわれてしまうため、米沢牛の産地である置賜ではこのような食べ方となったのでしょう。

魯山人(ろさんじん)風すき焼きは「砂糖なし」!レシピと味の特徴

ここまで、「煮る」「焼く」「蒸す」が出てきたため、これ以上味に違いの出るレシピはないのでは?と思いますよね。
魯山人風のすき焼きの調理工程は「関西風」に似ていますが、さらに工程が多い北大路魯山人こだわりのレシピです。

魯山人風すき焼きの材料

牛肉
白菜
しいたけ
ねぎ
春菊(ほうれん草でも可)
焼き豆腐
大根おろし
牛脂
しょうゆ
みりん

だし汁

魯山人風すき焼きのレシピ

  1. すき焼き鍋を熱して牛脂を塗り、牛肉を焼く。
  2. すぐに酒を入れて、極少のみりんと醤油で味付けする。
  3. 焼けたら大根おろしをのせて食べる
  4. だし汁を鍋に入れ、牛肉以外の具材を入れて極少のみりんと醤油で味付けして、煮えたら食べる。
  5. 1~4を繰り返す。

魯山人風すき焼きはこんな味!

肉を焼いて食べ、野菜を煮て食べるの繰り返しという特徴のあるレシピで、初期のレシピはわずかに入れるみりんすら使用しなかったそうです。
甘みが少ないため、すき焼きの甘さが苦手な方でも楽しめる作り方と言えるでしょう。
また、自分で好きな量を入れて作るため、1人鍋にも向いています。
お酒を飲みながらマイペースにすき焼きを楽しむこともできますよ。

【すき焼きの種類別】向いている牛肉部位は?

ここでは、すき焼きの種類別にどんな牛肉が向いているかを整理していきます。

●関東風すき焼き
赤身と脂のバランスがよい牛肉や、切り落とし肉とも相性が良いのが特徴です。

●関西風すき焼き
霜降りの肩ロースやリブロースなど、脂の甘みを楽しめる部位が向いています。

●置賜風すき焼き
米沢牛をはじめとした上質な和牛を、素材本来の味で楽しみたい方に最適です。

●魯山人風すき焼き
甘いすき焼きが苦手な方や、牛肉の味をシンプルに堪能したい方におすすめです。

すき焼きの定番具材

すき焼きの種類によって調理法や味付けは異なりますが、多くの家庭や飲食店で共通して使われている「定番具材」があります。まずは、一般的なすき焼きに欠かせない食材を見ていきましょう。

牛肉

すき焼きの主役となる食材です。肩ロースやリブロースなど、適度に脂の入った部位がよく使われます。すき焼きの種類によって、霜降り肉の甘みを楽しんだり、赤身の旨味を引き立てたりと、味わいが変わるのも特徴です。

白菜・長ねぎ

白菜は割り下を吸い、甘みが増す定番野菜です。長ねぎは焼いても煮ても香ばしさと甘さが引き立ち、牛肉との相性も抜群です。

春菊

濃い味になりがちなすき焼きの中で、香りとほろ苦さを添えてくれる存在です。味のバランスを整える役割として、多くのすき焼きで使われています。

きのこ類(えのき・しいたけ・しめじなど)

食感と旨味をプラスしてくれる具材です。特にしいたけは、すき焼きらしい風味を引き立ててくれます。

焼き豆腐・しらたき

焼き豆腐は型崩れしにくく、割り下をよく吸います。しらたきはさっぱりとした口当たりで、味の濃さを和らげてくれる定番具材です。

溶き卵に絡めて食べることで、割り下の濃さが和らぎ、まろやかな味わいになります。

すき焼き変わり種具材

定番具材だけでなく、少しアレンジを加えることで、いつものすき焼きとは違った味わいを楽しむこともできます。ここでは、すき焼きの種類や好みによって取り入れられる「変わり種具材」をご紹介します。

肉類

●豚肉
地域や家庭によっては、牛肉の代わりに豚肉を使うこともあります。あっさりとした味わいで、甘辛い割り下ともよく合います。

●鶏肉
鶏もも肉や鶏つくねを使うと、やさしい旨味のすき焼きになります。さっぱりと食べたいときにおすすめです。

野菜

●トマト
割り下の甘辛さに、ほどよい酸味を加えてくれます。後半に入れることで、味の変化を楽しめます。

●キャベツ
白菜の代わりとして使われることもある野菜です。煮込むことで甘みが出やすく、食べやすい具材です。

●れんこん・ごぼう
食感を楽しめる野菜として、少量加えるとアクセントになります。

海鮮

●ホタテ
割り下との相性が良く、旨味が鍋全体に広がります。

●えび
見た目にも華やかで、特別感のあるすき焼きになります。
※海鮮を入れる場合は、牛肉の旨味を邪魔しないよう、入れすぎないのがポイントです。

その他

●うどん
締めとしてだけでなく、具材として一緒に煮込むのも定番の楽しみ方です。

●餅
関西を中心に、少量入れる家庭もあります。割り下と絡んだ餅は、食べ応えがあります。

具材選びで、すき焼きの種類の楽しみ方が広がる

すき焼きは、使う具材によって印象が大きく変わる料理です。すき焼きの種類や牛肉の質に合わせて具材を選ぶことで、同じすき焼きでも、より自分好みの味わいに仕上げることができます。
定番具材を基本にしつつ、変わり種を少し加えてみるのも、すき焼きの楽しみ方のひとつです!

美味しいすき焼きのレシピは美味しい牛肉で味わおう

4種類のすき焼きレシピをご紹介しましたが、さらにすき焼きを美味しく食べるなら牛肉にもこだわりましょう。
特に「置賜風」や「魯山人風」は高級牛肉のすき焼きを美味しく味わうためのレシピなので、ぜひ上質な牛肉で作ってみてください。
ギフトで贈る場合は、レシピも教えてあげると喜ばれるでしょう。

米沢牛 切り落とし ギフト

家族で楽しむすき焼きにぴったりなギフト。切り落としだから、お値段も非常に魅力的です。
量も300g~2,000gまで揃っているので、人数に合わせて購入できますよ。
ぜひ米沢牛を「置賜風すき焼き」で味わってみてください。

最高級 極上 松阪牛 ギフト すき焼き 肩ロース

記念日や、贅沢なおうちごはんを楽しみたいなら、最高級松阪牛のすき焼きはいかがでしょうか。
食べる前に見惚れてしまいそうなほど美しい霜降り肉。口に入れればサッと溶け、深い味わいを楽しむことができます。

神戸ビーフ・神戸牛 特選 すき焼き

国内だけでなく海外からも人気の高い神戸ビーフのすき焼き肉です。
甘い脂が口の中に広がり、しつこさの残らない味わいをぜひ一度ご堪能ください。

まとめ

今回は、4種類のすき焼きのレシピと味の特徴についてご紹介しました。
簡単にまとめると、

  • 関東風すき焼き…肉や具材を煮て食べる、まろやかな味わい
  • 関西風すき焼き…肉や具材を焼いて食べる、しっかりとした味わい
  • 置賜風すき焼き…肉を野菜や割り下の蒸気で蒸して食べるため、上質な肉のうまみを損なわない
  • 魯山人風すき焼き…肉を焼いて食べ、野菜を煮て食べるの繰り返しで、砂糖を使わず甘さがほとんどない

このような違いがあります。
特に、置賜風と魯山人風のすき焼きは、上質な牛肉にぴったりのレシピなので、ぜひ高級肉を味わう際には試してみてください。

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