牛肉はステーキや焼肉・すき焼きなど様々な方法で食べられます。
ただ、豚肉や鳥肉と比べて値段が高いので、食欲旺盛なお子さんがいたり、家族の人数が多いとなかなか手が出ない方も多いのではないでしょうか。
しかし、牛肉も切り落としをうまく活用すれば、リーズナブルに牛肉を食べることができます!
牛肉の切り落としはメニューを工夫するだけで、誕生日やクリスマス等のイベントやホームパーティでメイン料理として大活躍してくれますよ。
そこで今回は、牛肉の切り落としを使ったごちそうメニューをまとめてみました。
料理作りの参考にしてくださいね。
この記事は、和牛×ギフトの専門店「肉贈」の店長松本が監修しています。
肉検定1級・2級、家畜商の免許も取得済。和牛の肥育もしています。
「和牛×ギフト」を通して、贈り主&贈り先の双方を幸せにすることを目標に日々活動中。
- 牛切り落としは工夫次第でパーティやイベント向けのごちそうになる
- 牛切り落としとこま切れは特徴が異なり、料理によって使い分けるのがおすすめ
- ビーフストロガノフやハッシュドビーフなど、特別感のあるメニューも手軽に作れる
- 加熱時間や脂の活かし方を意識すると、牛切り落としがより美味しく仕上がる
- 保存方法や解凍方法を工夫することで、風味や食感を保ちやすくなる
牛肉の切り落としはどこの部位?
牛肉は、バラやモモ・ロースといったたくさんの部位があります。
焼肉用で販売されるときは、部位ごとにカルビやサガリとして販売されていますよね。すき焼き用は、肩ロースやバラが薄くスライスされて店頭に並んでいます。
牛肉の切り落としは、決まった部位はなく、様々な部位を同じ厚さでスライスしてパック詰めされた商品です。
お店によっては、「牛バラ切り落とし」や「モモ切り落とし」というように部位ごとにまとめて販売しているところもありますよ。
スーパーでは「牛のこま切れ」を販売しているところがありますが、切り落としとこま切れは別物です。
こま切れは、パックの中に複数の部位が不揃いに入っていて、すき焼き用の肉や焼肉用の肉を商品にする時に出る端材を寄せ集めて商品にされたものです。
牛の切り落としよりも、こま切れの方がリーズナブルに購入できます。カレーやプルコギ・野菜炒めなど、肉の厚みにこだわらない料理を作る時はこま切れをうまく活用するといいでしょう。
バラの切り落としで作れるごちそうメニュー
ビーフストロガノフ

ビーフストロガノフは、牛肉と玉ねぎ・マッシュルームを合わせて煮込むロシア料理です。
味付けにサワークリームを使っているので、ほどよい酸味を感じられます。
本格的なビーフストロガノフは、フォンドヴォーという聞きなれない調味料や、パプリカワウダーを使うため、手間がかかってしまいそうですが、スーパーで市販のルーを購入することができます。
温かいスープは冬の寒い時期にぴったりなメニューなので、クリスマスのディナーにおすすめです。
肉じゃが

日本の家庭料理である肉じゃがには、程よい脂身のある牛バラ肉の切り落としがおすすめです。
じゃがいもの甘さに、バラ肉のコクがプラスされ、食べ応えのあるメインメニューになってくれます。
肉じゃがに使う芋は、煮崩れのしにくいメークインを使うようにしましょう。
肉じゃがは、小さなお子さんも大好きな味なので、家族みんなで美味しく食べることができますよ。
赤身肉の切り落としで作れるごちそうメニュー
ハッシュドビーフ

ハッシュドビーフは、牛肉や玉ねぎ、にんじんをデミグラスソースで煮込んだものです。
デミグラスソースで煮込むと聞くと、ハヤシライスを思い浮かべる方もいると思いますが、じつはハッシュドビーフとハヤシライスは明確な区別がありません。
どちらもごはんの上にかけて食べる料理ですし、ハヤシライスもハッシュドビーフも日本料理なのです。
ハヤシライスはデミグラスソースではなくトマトソースで煮込んだものと思っている方が多いようですが、ハッシュドビーフをトマトソースで作る方もいます。
好みの呼び方で、自由に呼んでくださいね。
ハッシュドビーフに使われる食材や調味料は、じつはビーフシチューと同じなのですが、違いは使用する牛肉の厚みです。
ゴロゴロとした塊肉を使ったものをビーフシチュー、切り落としのようなスライス肉を使うとハッシュドビーフになりますよ。
そのため、ハッシュドビーフはごはんではなくパンとの相性もバツグンです。
ハッシュドビーフにパンとサラダを添えるだけで、立派なごちそうメニューになってくれますよね。
ガーリックピラフ

赤身肉の切り落としを使って、ガーリックピラフを作るのもおすすめです。
バラ肉の切り落としだと、脂が出て脂っこい味になってしまいますが、赤身肉ならこってりしすぎることがありません。
大皿に盛ってテーブルに並べれば、テーブルコーディネートも華やかになります。
お子さんの誕生日会や、大人数で集まるホームパーティにおすすめです。
ステーキ
赤身の切り落としは、広げて重ね塊にすればステーキとして食べることができます。
牛肉が崩れてしまうのが心配な場合は、小麦粉と卵を加えて粘り気が出るまでこねるとまとまりやすくなりますよ。
塊肉で食べるステーキよりもリーズナブルに作れますし、味もジューシーなので、ぜひ試してみてくださいね!
肉巻きおにぎり
俵形にしたお米に、広げた牛の切り落としを巻きつけ、焼肉のタレで焼いたら肉巻きおにぎりが完成します。
本来豚肉で作るのが一般的ですが、牛肉で作るとちょっとリッチな味になりますよ。
作り方もかんたんですし、俵型にするお米のサイズを小さくすればピンチョスのように楽しむことができますね。
【おまけ】こま切れで作れるごちそうメニュー
ビーフカレー

ビーフカレーは、モモ肉を角切りにしたものを使いますが、牛のこま切れ肉で作っても十分美味しくなります。
モモ肉の角切りを柔らかくするには、圧力なべを使うか、長時間鍋で煮込む必要がありますが、こま切れなら短時間で柔らかくなるので、お子さんでも食べやすいですよ。
じつはカレーは、西日本では豚肉使って作るのが主流なのに対し、東日本は牛肉を使って作るのが主流だそうです。
特に近畿地方はカレーを牛肉で作る方が多いそうですよ!
家庭料理のカレーにも地域差があるなんて面白いですよね。
牛のこま切れ肉ならスーパーで手軽に手に入るので、牛肉を使ったリッチなカレーを味わってみてはいかがでしょうか。
プルコギ
プルコギは、牛肉にもやしやニラ・玉ねぎなどを合わせて炒めた韓国料理です。
肉だけでなく野菜も一緒に食べることができるので、栄養価のバランスがよく、食べ応えのあるメニューですよ。
プルコギはコチュジャンを加えた甘辛味で、夏の暑い季節でも食欲をそそる味わいです。
にんじんやニラが入っているので色ごりもよく、ごはんと一緒にワンプレートにすれば、りっぱなごちそうになってくれますね。
ビーフシチュー

ビーフシチューは大きな牛の塊肉を使って、長時間煮込むため手間のかかるメニューですが、こま切れ肉を使えばかんたんに作ることができます。
家族の人数が2.3人の場合は、フライパンでも手軽に美味しいビーフシチューを作れますよ。
サラダやバケットを添えて、パーティやイベント時のメインディッシュにするのもおすすめです。
牛切り落とし肉をごちそうに仕上げる調理のコツ
手軽で便利な牛肉の切り落としですが、少しの工夫で仕上がりの柔らかさやコクが格段にアップします。家族が喜ぶ特別な一皿にするために、調理時に意識したい大切なポイントをご紹介します。
肉が硬くなるのを防ぐため加熱は短時間にする
牛切り落としは薄くスライスされているため火の通りが早く、短時間でも十分に美味しく仕上がります。その反面、加熱しすぎると水分が抜けて食感が硬くなりやすいため、炒め物は色が変わる程度を目安に仕上げるのがおすすめです。
適度な火加減を意識することで、牛肉本来のやわらかな食感と旨味を楽しめます。
牛肉の脂や肉汁を活かしてコクを引き出す
牛肉の脂にはコクや香りが含まれており、料理全体の味わいを豊かにしてくれます。この脂を料理全体にゆきわたらせることが、美味しさを引き上げるための秘訣です。
調理を始めるときは、まずお肉を軽く炒めて脂を鍋やフライパンに溶かし出しましょう。その後に野菜などの他の具材を加え、にじみ出た旨味のベースをしっかりと吸わせるように炒め合わせます。
こうすることで、スープや煮汁の奥深さが格段に変わり、一口ごとに濃厚な美味しさを堪能できるごちそうへと進化します。
風味を損なわないよう煮込みすぎには注意する
「煮込みすぎ」には注意が必要です。長い時間加熱し続けてしまうと、肉質がギュッと縮んで硬くなり、せっかくの食感が損なわれてしまいます。
さらに、牛肉本来の豊かな風味も煮汁に逃げて薄まってしまうため、短時間で調理するのがポイントです。
下味をつけるとより美味しく仕上がる
塩こしょうだけでなく、醤油や酒を少量なじませておくと牛肉の風味が引き立ちます。調味料をあらかじめ絡めておくことで味が均一になり、短時間の調理でもしっかりとした美味しさを感じられます。
特別な日のごちそう作りにも取り入れやすいひと工夫です。
牛切り落としの保存と解凍の基本
牛切り落としは使い勝手が良い反面、保存方法によって食感や風味に差が出やすい食材です。
美味しく食べるためにも、購入後はできるだけ鮮度を保ちながら保存することを心がけましょう。
ドリップは軽く拭き取ってから調理する
牛肉のパックにたまる赤い液体は「ドリップ」と呼ばれるもので、水分やたんぱく質などが含まれています。
ドリップが多く付着したまま調理すると、風味や焼き上がりに影響することがあるため、気になる場合はキッチンペーパーで軽く拭き取っておくとよいでしょう。
また、下味を付ける前に余分な水分を取り除いておくことで、調味料がなじみやすくなりますよ。
冷凍保存は小分けにして使いやすくする
牛切り落としをすぐに使わない場合は、1回分ずつ小分けにして冷凍保存するのがおすすめです。ラップで包んで保存袋に入れておけば、必要な分だけ取り出せるため無駄がありません。
解凍する際は、冷蔵庫に移してゆっくり解凍すると肉汁が流れ出にくく、風味や食感を保ちやすくなります。
忙しいときは流水解凍を利用する方法もあります。加熱ムラが起こりやすい電子レンジ解凍はできるだけ控えるのがおすすめです。
牛切り落としのごちそうメニューに関するよくある質問
牛切り落としとこま切れはどう違いますか?
牛切り落としは同じ厚さでスライスされた肉で、部位ごとに販売されていることもあります。一方、こま切れは複数の部位や端材を集めたもので、切り落としよりも手頃な価格で購入できるのが特徴です。
牛切り落としはどんなごちそうメニューに向いていますか?
ビーフストロガノフやハッシュドビーフ、ガーリックピラフ、肉巻きおにぎりなどがおすすめです。調理方法を工夫することで、誕生日やクリスマス、ホームパーティにもぴったりの一品になります。
牛切り落としを美味しく調理するコツはありますか?
牛切り落としは火の通りが早いため、加熱しすぎないことが大切です。また、牛肉の脂や肉汁を活かしながら調理するとコクが増し、より満足感のあるごちそうに仕上がります。
まとめ
牛の切り落としは、スーパーや精肉店でリーズナブルに購入できます。
また、通販でお取り寄せし、ブランド牛の切り落とし肉を購入することも可能です。
ブランド牛専門店「肉贈」では、日本三大和牛の1つである松阪牛の切り落とし肉を販売しています。
今回ご紹介した、牛の切り落としを使って作るごちそうメニューも、ブランド牛を使えばより肉の旨味を感じてただけます。
普段、なかなかブランド牛には手が出せないという方も、切り落としならお得に購入できますよ。
ぜひ、ブランド牛の美味しさを味わってみてくださいね。



