ステーキに合うお酒はどれ?ペアリングのコツを解説

牛肉の美味しい食べ方

ステーキを食べる時、あまり組み合わせを考えずにお酒を選んでいませんか?たまにステーキを食べるのであれば、お酒もステーキに合うものを選ぶとよりおいしく食べることができますよ。

ステーキとお酒の間違った組み合わせは、どちらかの味を台無しにしてしまうこともあるので、特に和牛などのいいステーキを食べる時にはお酒も選んだほうがいいでしょう。
そこで今回は、ステーキに合うお酒を紹介していきます。ステーキを食べる際の参考にしてみてください。

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この記事は、和牛×ギフトの専門店「肉贈」の店長松本が監修しています。
肉検定1級・2級、家畜商の免許も取得済。和牛の肥育もしています。
「和牛×ギフト」を通して、贈り主&贈り先の双方を幸せにすることを目標に日々活動中。

一般的にステーキと一緒に飲まれているお酒

株式会社酒文化研究所の「肉に合う酒」というテーマの調査によると、お酒好きがステーキや焼肉に合うと思う酒類は以下のとおりでした。

参考:株式会社酒文化研究所|【酒飲み1000人に聞く酒飲みのミカタ】「肉に合う酒」は何か

やはり、焼肉にはビール、ステーキには赤ワインという印象が強いようで、この2つを選んだ人はそれぞれ7割以上という結果となりました。焼酎やウイスキー・ハイボールを選んだ人たちは、口の中をすっきりさせながらステーキや焼肉を楽しみたいと考えていることが多いようです。

さまざまな種類のお酒が挙がっていることからもわかるとおり、ステーキはどんなお酒でも合わせることができます。しかし、同じ種類のお酒であっても、淡白な味わいに合うものや濃い味わいに合うものは異なります。

それぞれのお酒の中でも、特にステーキに合う種類を知っていることで、より美味しくお酒とステーキを楽しむことができますよ。

ステーキとお酒をペアリングする3つのコツ

ステーキに限らず、食べ物とお酒をペアリングするコツは以下のとおりです。

  • 似たもの同士を合わせる
  • 脂をさっぱりさせる
  • 香りや風味を合わせる

この中のどれかを基準にしてお酒を選ぶと、ステーキに負けることのないお酒を選ぶことができます。

では、それぞれのコツについて詳しくみてみましょう。

似たもの同士を合わせる同調のペアリング

まず、1つ目の合わせ方は、濃い味には濃厚な味わいのお酒、さっぱりとした味にはすっきりとした味わいのお酒を合わせてみましょう。味のボリュームを考えないと、お酒かステーキのどちらかに味が負けてしまい、それぞれの良さを感じられなくなってしまうからです。

例えば、脂がたっぷりのったステーキに白ワインを合わせても、ステーキに白ワインの爽やかさが負けてしまいます。しかし、濃厚な赤ワインは一般的なイメージの通りよく合います。
このように、味付けの濃さに合わせてお酒を選んでみましょう

脂をさっぱりさせるお酒をペアリング

ステーキならサーロインのような脂ののった部位が好きという人も多いでしょう。
ステーキと赤ワインは、実に理にかなった組み合わせです。前述した通り、味の同調としても合わせやすいですし、脂っぽさでもたれにくくもなります。なぜかというと、赤ワインの渋味であるタンニンと赤ワイン独特の酸味が脂を打ち消してくれるからです

ビールやハイボールなど、炭酸が効いておりゴクゴク飲めるお酒で脂を流してしまうのもいいでしょう
また、脂を溶かして流すという面では、熱燗で流すという方法もあります

香りや風味を合わせるペアリング

3つ目は、香りや風味が似ているものを合わせるペアリングです。それらを合わせることで、味が調和するためお互いの良さを消してしまうことがありません

例えば、牛肉の赤身には乳酸が含まれていますが、濃厚なフルボディの赤ワインにも乳酸が含まれるため、ステーキと味がまとまりやすいのです。

甘い香りのするソースを使用している場合は、バーボンの甘くふくよかな香りを合わせたり、スパイシーなステーキソースならスパイスを使用しているお酒を選ぶのがおすすめ。

ステーキに合うお酒①ワイン

牛肉の煮込みなどに使われるほど、ワインと牛肉の相性は抜群です

鶏や豚などに比べて味が濃く脂がのっている牛ステーキは、味わいがしっかりしているため、フルボディの赤ワインが合わせやすいでしょう。特に、樽で熟成され黒系ベリーの果実風味が主体となったワインは相性がいいのでぜひ試してみてください。

  • カベルネ・ソーヴィニヨン
  • シラー
  • ネッビオーロ

などがおすすめですよ。

タンニンが豊富なので、最後まで飽きることなくステーキとの食べ合わを楽しめます。

ステーキとワインの組み合わせについてより詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

▷ステーキには赤ワインと白ワインどっちがいいの?選び方を徹底解説

ステーキに合うお酒②ウイスキー

ウイスキーを合わせたい場合は、まずステーキは赤身肉を選ぶのがおすすめです。脂がたっぷりとのった霜降りだと、脂の甘みがウイスキーの風味を台無しにしてしまいます

ステーキと合わせるのであれば、バーボンウイスキーがおすすめです。また、スモーキーさと甘みを楽しめるスコッチのシングルモルトもよく合いますよ。コクのある銘柄ですので、ステーキのうまみと調和してくれるでしょう。

ステーキに合うお酒③日本酒

洋食のステーキに日本酒?と思う人もいるかもしれませんが、実はステーキと日本酒はとても相性がいいペアリングです。日本酒はグルタミン酸を含んでおり、牛肉はイノシン酸を含んでいます。うまみ成分は「うまみの相乗効果」があるため、組み合わせることでさらにうまみを感じられるため、このペアリングがよく合うのです。

また、グルタミン酸とイノシン酸は、ダシとして使用する昆布とかつおの組み合わせと同じで、日本人の舌に馴染みやすい味でもあります
ステーキに合わせる場合は、深いコクとおだやかな香りのある純米吟醸酒がおすすめです

ステーキと日本酒の組み合わせについてより詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

牛肉に合うのはどんな日本酒?牛肉料理別におすすめの日本酒の種類を紹介

ステーキに合うお酒④ビール

ステーキを食べながら飲む場合、ラガービールを合わせるという人が多いのではないでしょうか。しかし、牛肉の濃い味わいに合わせるのであればおすすめは黒ビールです。黒ビールの深いコクと甘みが、ステーキの味に負けてしまうことがありません

ラガービールがいちばん!という人も、ステーキの時は黒ビールを試してみてください

ステーキに合うお酒⑤カクテル

中には甘さのあるカクテルじゃないと飲めないという人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、

  • モスコミュール
  • シャンディガフ
  • ジントニック

です。飲みやすく、脂を流しながらステーキを楽しむことができます

モスコミュールはウォッカとジンジャーエールの炭酸が爽やかで、ビールとジンジャーエールを合わせるシャンディガフはビールが苦手な人でも飲みやすいカクテルです。

また、ジンをトニックウォーターで割ったジントニックを飲むなら、ジンはビーフィーターを使うのがおすすめです。ビーフィーターは「ビーフ・イーター」という意味で、ロンドン塔を守る近衛兵が国王主催のパーティー後に残った肉の持ち帰りを許されていたことから付けられた近衛兵の通称です。

そんな名前を持つビーフィーターは、ステーキにもよく合います。一時期、ビーフィーターを炭酸で割ってレモンをたっぷり絞り、胡椒を上からかける「ジントニ!」という肉専用サワーも流行りました。
ぜひ試してみてください。

まとめ

今回は、ステーキに合うお酒をお酒の種類ごとに紹介しました。
ステーキとお酒をペアリングする場合、大切なのは以下の3つです。

  • 似たもの同士を合わせる
  • 脂をさっぱりさせる
  • 香りや風味を合わせる

このコツを守ることで、ステーキによく合うお酒を見つけることができます。
また、赤ワインやビールなど、それぞれのお酒の中にも特に合う銘柄があるため、紹介したものを参考に合わせてみてください。

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