家で焼肉をするなら準備が重要!下ごしらえ~後片付けまでやり方を解説

牛肉の美味しい食べ方

家で焼肉をしても、

  • 思ったよりもおいしくない
  • テーブルや床に油が飛んで大変
  • 部屋から焼肉のにおいが消えない

このように楽しめなかったという人もいるのではないでしょうか。準備や片付けをする人は非常に大変ですし、いいお肉を用意してもおいしくなければがっかりですよね。

家で焼肉をするなら、やり方を頭に入れて準備をすれば、上記のような困りごとも解決できておいしい焼肉を楽しむことができます。みんなでおうち焼き肉を楽しむためにも、準備を万全に整えましょう。

そこで今回は、家で焼肉をする際の準備から片付けまで、やり方をひとつずつ解説していきます。

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この記事は、和牛×ギフトの専門店「肉贈」の店長松本が監修しています。 肉検定1級・2級、家畜商の免許も取得済。和牛の肥育もしています。 「和牛×ギフト」を通して、贈り主&贈り先の双方を幸せにすることを目標に日々活動中。

家で焼肉をするならホットプレートはNG✕

家で焼肉をする際に、ホットプレートを使用していませんか?ホットプレートは全面が鉄板になっているため、余分な油が落ちずお肉がベチャっとしてしまうためおいしく焼くことができません。

家庭用ロースターがあれば余分な油が落ちるので、焼肉をよりおいしく楽しむことができますよ。ロースターを選ぶ場合、手入れの楽さも重要ですが煙を吸ってくれる無煙タイプもおすすめです。無煙ロースターなら焼肉臭を軽減できます。

おすすめロースター

◎無煙グリル調理器ゼロスモークDX(RM-103TE)

  • グリルプレート付き
  • 250℃の高火力
  • お手入れ簡単

商品詳細:https://roommate.life/products/rm-103te/

◎スモークリーンⅢ((DSK200)

  • 強い吸引力のファン
  • 火力十分
  • お手入れ簡単

商品詳細:https://www.synergytrading.co.jp/products/6

家で焼肉をするなら肉や調味料にもこだわって

焼肉をするときは、どこでお肉やタレなどを購入していますか?「いつもスーパーで買っている」という人は、それが焼肉をおいしく楽しめない原因かもしれません。
焼肉を楽しむなら機器だけでなくお肉やタレも重要です

お肉は専門店で購入

まず、一番大切なお肉は精肉店や専門店で購入しましょう。お肉の種類が選べて新鮮です。近くに専門店がなければインターネットでの購入もできるので、お肉を買うお店からこだわってみましょう

スーパーならお肉を安く買うことはできますが、どうしても種類が限られてしまう上に鮮度が落ちていることも。専門店のお肉を一度食べれば、もうスーパーで焼肉用のお肉を買いたいと思わなくなるはずです。

専門店に焼肉のタレが売っているなら、一緒に購入するのがおすすめです。市販の焼肉のタレはどうしても「家の味」という印象の味になってしまいます。専門店の焼肉のタレがあれば本格的な味わいになるため、スーパーで買うより多少高くても専門店で買うべきです。

専門店にタレがなければ、自分でタレを自作するのもおすすめ。味を好きに調整できるので、自分好みのタレを追求してみましょう。色々なタレを作れば、食べ比べや部位に合わせて使い分けもできますよ。

肉贈おすすめの焼肉セット

◎最高級 極上 松阪牛 ギフト 焼肉 特上カルビ(三角バラ)400g

価格:15,984円◎飛騨牛 焼肉 ギフト 特上 霜降り&赤身 食べ比べ セット 400g

価格:19,035円◎近江牛 ギフト 焼肉 赤身 300g

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下味をつけておく

お肉を買ってきたら、下味をつけましょう。

ここでは、基本的な下味の付け方を紹介しますので、参考にしてみてください。

〈材料〉

  • お肉
  • 胡椒
  • すりおろしニンニク
  • ごま油

〈下味の付け方〉

  • お肉に塩、胡椒をふる
  • ボウルにお肉を入れる
  • すりおろしニンニクとごま油を入れる
  • しっかり混ぜて全体に馴染ませる
  • 冷蔵庫で最低1時間寝かせる

ごま油をたっぷり入れると、焼きやすくておいしくなります。ボウルに入れる時と混ぜる時は、手ではなくトングや菜箸を使いましょう。手の熱がお肉に伝わらないようにするのが重要です。

お肉が多い場合は、そのまま小分けにして冷凍もできますよ。

お肉を柔らかくする!プロが教える下ごしらえの裏ワザ4選

お肉は焼く前の「下ごしらえ」でうまみが変わると言っても過言ではありません。ここでは、下ごしらえの裏ワザをご紹介します。

肉の反り返りをなくす!包丁で「隠し切れ目」を入れる

お肉を焼いたとき、キュッと縮んで反り返ってしまうと、火の通りも焼き目もムラになってしまいますよね。この原因は、お肉の中にある「筋」が加熱で縮むことです。

この反り返りを防ぐには、焼肉を始める前に「筋切り」という名の隠し切れ目を入れるのが裏ワザ!赤身と脂身の間にある白い筋に、包丁の先で数カ所、浅く切れ込みを入れましょう。厚めのお肉なら裏側にも忘れずに。

こうすることで、肉が均一に焼けて見た目も美しくなり、何より噛みやすさが格段にアップしますよ。

お肉がトロける!玉ねぎや果物の力で「柔らかさ」を仕込む

スーパーで買ったお肉でも、すりおろした玉ねぎや果物(りんご・キウイ・パイナップルなど)を下味に少し混ぜて、30分〜1時間ほど漬け込むことで、酵素がお肉の硬い繊維を分解して、びっくりするほど柔らかくなります。

特に、脂が少なく硬くなりやすい赤身肉におすすめ。ただし、長く漬けすぎると逆に肉が溶けすぎて食感が悪くなることがあるので注意しましょう。

旨味を逃さない! お肉から出る「赤い水分」を拭き取る

お肉をパックから出すと、底に赤い水分が溜まっていることがあります。これは「ドリップ」といって、血ではなく肉の旨味成分や水分が流れ出たものです。このドリップが残っていると、肉の臭みの原因になったり、焼いたときに水っぽくなったりしてしまいます。

焼肉の準備を始める前に、キッチンペーパーで肉の表面のドリップを拭き取っておきましょう。このひと手間だけで、お肉本来の旨味が凝縮され、焼いたときに焦げ付きにくく、香ばしい焼き色がつきやすくなります。

部位に合わせて変える!「おすすめの下味」で美味しさ倍増

お肉の部位によって下味を変えることで、さらに美味しく食べられます。

カルビなどの脂が多い部位: ニンニクやごま油を多めに使ったパンチのある濃厚な味付けがおすすめです。

モモなどの赤身が多い部位: 肉本来の味を楽しむため、塩胡椒と少量のオリーブオイルでシンプルに。

ホルモン類(ミノ、ハツなど): 下味に少量の酒や味噌を揉み込むと、臭みが取れて風味豊かな味わいになります。

部位の個性を活かした下味付けにぜひ挑戦してみてください。

焼肉を始める前にしておくこと

焼肉を始める前に、お肉を焼肉に最適な状態にして、においと汚れ対策を万全にしておきましょう。

肉を常温に戻しておく

お肉は冷蔵庫から出したばかりでは、冷たく焼きムラができてしまいます。焼きムラのあるお肉は、焼肉がおいしくなくなる原因のひとつです。

焼肉を始める1時間ほど前に冷蔵庫から出しておき、常温に戻しておきましょう。そうすることで、均一に火がとおるようになりますよ。

新聞などでテーブルや床をカバー

楽しい焼肉の後の片付けを考えると、面倒だな…と思いますよね。そんなことを気にせずに焼肉を楽しむためにも、テーブルや床に新聞紙などを敷いて油やタレがはねて汚れてしまうのを防止しましょう。これなら焼肉が終わったら捨てるだけなので楽ちんですね。

特に新聞紙は油やにおいをしっかりと吸い取ってくれます。ちょっと見栄えは悪くなりますが、お掃除のことを考えるならぜひ試してみてくださいね。

窓を開けて換気をし、換気扇も回す

焼肉のにおい対策で、窓を開けておきましょう。空気がとおるように開けると効果的です

換気扇も「強」で回しておくことを忘れずに。

準備ができたら焼肉スタート

ここまで準備が完了したら、焼肉を始めましょう!焼き順や焼き方のポイントも重要ですよ。

ロースターが新品なら脂っぽい部位から焼く

一般的に焼肉はタンなどのあっさりとした味から食べることが多いのですが、ロースターを新しく購入したのであれば、脂ののっている部位から焼きはじめましょう。そうすることで肉の脂が馴染み、焦げ付きにくくなりますよ。

焼き加減は部位ごとに変える

焼き加減は肉の部位によって変えるようにしましょう。

カルビやロースなどの正肉は表面に焼き目をつけてレア〜ミディアムレア程度に焼き、ホルモンは皮目の水分を飛ばしてカリッと仕上げて脂身はしっかり温めるのがおすすめです。タンやレバーなどはそれぞれの特徴に合わせて焼きすぎないように注意しながら焼いていきましょう。

もし、お肉に食べ方の説明などが付いている場合は、それを確認しながら焼いてください。

お肉は何度もひっくり返さない

焼肉を美味しく食べたいなら、焼きながらこまめにひっくり返すのはやめましょう

ひっくり返すタイミングは、裏面を焼く時の一回だけ。お肉の周りが少し反ったり表面に汗をかいたように肉汁が浮き上がってきたらひっくり返してください。表面が香ばしく焼けるので、おいしくなりますよ。

焼肉後の後片付けと消臭のやり方

楽しい焼肉が終わったら、においや油はねを残さないように後片付けです。

アルコールで拭く

一見キレイに見えていても、油はいろいろなところに飛び散っています。アルコールスプレーやアルコールシートを使って

  • テーブル
  • 照明

など、周辺を可能な限り拭いておきましょう。油が残っていると油のにおいが消えにくくなってしまいます。

濡れタオルでにおいを吸収

部屋の中に焼肉のにおいが充満している場合は、濡れタオルを振り回すのも効果的。濡れタオルがにおいを吸収してくれるため、油くささが軽減されます。

クエン酸で消臭

よく掃除にも使われるクエン酸は、消臭にも役立ちます。水200mlに対してクエン酸小さじ1杯を混ぜてスプレー容器に入れ、クエン酸スプレーを作りましょう。あとはにおいの気になる部分に吹きかけるだけ。

床にスプレーするとベタついてしまうので、床にはかけないようにしましょう。

まとめ

今回は、家で焼肉をする際の準備から片付けまでのやり方を解説しました。焼肉は準備が非常に大切であることがわかっていただけたでしょうか。まず、家で焼肉をやるならホットプレートは使用せず、専用のロースターを使いましょう。無煙タイプでなければ数千円で購入できるので、一台あると便利ですよ。

お肉は精肉店や専門店で購入すると、さまざまな部位が購入でき、鮮度がいいおいしいお肉を揃えられます。たれも専門店か自作で準備しましょう。肉に下味をつけるのも忘れずに。肉は常温に戻しておき、テーブルや床を新聞紙などで覆います。窓を開けて換気扇を回したら、焼肉を始めましょう。

焼肉が終わったら、アルコールでテーブルや壁を拭いたり、必要なら濡れタオルやクエン酸スプレーで消臭しましょう。いつもおうち焼き肉があまりおいしくないと感じるなら、ぜひ一度このやり方を試してみてください。

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