しゃぶしゃぶはお肉を楽しみたいときや温まりたいとき、食欲が落ちているときでも食べられる万能鍋。
具材によって食べ方を変えることもできるため、飽きることなく楽しめます。
しかし、「しゃぶしゃぶってどんな食材を使えるの?」とお考えの方もいるでしょう。
そこで今回は、しゃぶしゃぶをより楽しむために、具材を肉から〆までご紹介します。
つけだれのレシピもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事は、和牛×ギフトの専門店「肉贈」の店長松本が監修しています。
肉検定1級・2級、家畜商の免許も取得済。和牛の肥育もしています。
「和牛×ギフト」を通して、贈り主&贈り先の双方を幸せにすることを目標に日々活動中。
しゃぶしゃぶの具材①肉類
しゃぶしゃぶはどんなにお肉でも楽しめます。
しゃぶしゃぶに合う肉類を見てみましょう。
牛肉
関西ではメインとなることが多い牛肉。
しゃぶしゃぶのお店でも必ずありますよね。
ちなみにJタウンネットが調べた「しゃぶしゃぶといえば、牛肉?それとも豚肉?」というアンケートでは、全国の56.2%の人が「牛肉派」と答えたそうです。
牛肉でしゃぶしゃぶをするなら、霜降りの肩ロースや赤身のモモ肉がおすすめ。
他にも、タンやサーロイン、トモサンカクも合いますよ。
豚肉
牛肉派が多いことが分かりましたが、豚肉派も44.8%と負けてはいません。
特に関東圏出身なら「しゃぶしゃぶといえば豚でしょ」とお考えの方も多いでしょう。
豚肉でしゃぶしゃぶをするなら、キメが細かく柔らかなロースや、赤身と脂肪が層になっているバラ肉でもOK。
茹でても固くなりにくく、美味しく食べられます。
鶏肉
鶏肉は牛豚よりも、さらにさっぱりとヘルシーに食べることができます。
おすすめは鶏むね肉です。
軽く凍らせてから、薄くスライスして使いましょう。
ラム肉
北海道では定番の「ラムしゃぶ」。
マトンよりも臭みのないラム肉は、肉質が柔らかくしゃぶしゃぶとの相性も抜群です。
ラム肉の濃厚な味わいを楽しみましょう。
ウインナー
子供がいるならウインナーを入れてみましょう。
しゃぶしゃぶするというよりは、鍋に投入して少し煮た方が美味しく食べられます。
ウインナーの風味がスープにとけて、スープの味がより美味しくなりますよ。
しゃぶしゃぶの具材②魚介類
魚介が好きならお肉の他にも魚介類でしゃぶしゃぶをしてみましょう。
カニ
カニ好きにはたまらない贅沢な「カニしゃぶ」。
さっと出汁にくぐらせることで、カニの甘みを楽しむことができます。
ブリ
魚介のしゃぶしゃぶといえば、ブリを思い浮かべる人もいるでしょう。
出汁にくぐらせることで余分な脂が落ち、さっぱりと食べることができます。
タイ
出汁にくぐらせると甘さが引き立つタイもしゃぶしゃぶによく合います。
ポン酢につけて食べるのがおすすめです。
フグ
高級魚のフグもしゃぶしゃぶにできます。
すぐに火が通ってしまうので、サッとくぐらせて食べましょう。
マグロ
実はマグロもしゃぶしゃぶに合います。
赤みは湯通しすることで淡白になり、トロは脂が少し落ちるのでさっぱりと食べることができます。
イカ
イカはヤリイカやアオリイカが特におすすめです。
しゃぶしゃぶで食べると、イカの甘みが強まります。
ワカメ
生ワカメはサッと湯通しすると色味がきれいに変化して、歯応えが楽しめます。
肉や魚でのしゃぶしゃぶの箸休めにもなりますね。
しゃぶしゃぶの具材③野菜
しゃぶしゃぶに欠かせない名脇役の野菜。
野菜は肉のようにしゃぶしゃぶしたり、煮込んだりすることができます。
白菜
鍋の野菜といえば、白菜はマスト。
葉の部分はもちろん、芯の部分も煮えると程よい食感がたまりません。
きのこ
しいたけやえのき、舞茸など、鍋にはどんなキノコでも合います。
きのこは2種類以上料理に使うと、味に深みがでると言われていますので、好きなきのこを組み合わせて使いましょう。
長ネギ
茹でると甘みがでる長ネギも、鍋料理に欠かせない食材。
柔らかく煮込まれた長ネギはトロッとした食感がプラスされ、とても美味しく食べられます。
レタス
レタスは肉のように出汁にくぐらせながら食べるのがおすすめ。
肉とともにしゃぶしゃぶして食べましょう。
大根・にんじん
大根とにんじんはいちょう切りなどで入れても大丈夫ですが、おすすめは千切りにして入れる方法です。
千切りにした大根とにんじんを、出汁に潜らせた肉で巻いて食べると、肉の柔らかさと野菜の食感を同時に楽しめますよ。
春菊
鍋の定番である春菊ですが、あまりしゃぶしゃぶのイメージはありません。
しかし、肉と一緒に食べるとアクセントとなり、より肉のうまみを引き立たせてくれます。
しゃぶしゃぶの具材④その他の具材
肉・魚介・野菜以外の鍋を引き立てる食材を見てみましょう。
豆腐
豆腐は煮崩れしない木綿豆腐がおすすめです。
しゃぶしゃぶの出汁で煮れば、湯豆腐のように楽しむことができます。
お餅
しゃぶしゃぶ用に売られているスライス餅もしゃぶしゃぶが楽しくなる食材。
薄いスライス餅は、サッと出汁に潜らせればトロトロになり、手軽にお餅の甘みや食感を味わえます。
くずきり
ツルツルモチモチの食感にファンが多いくずきり。
茹でておいたものを出汁に潜らせて食べれば、鍋の中で見失うこともありません。
しゃぶしゃぶの具材⑤〆似合う具材
鍋といえば〆も大事。
出汁を使うしゃぶしゃぶは、後から味付けをするためどんなものでもあわせられます。
中華麺
昆布や鶏ガラのスープでしゃぶしゃぶをしたら、中華麺がおすすめです。
麺を投入して煮込み、醤油や塩で味を整えて食べましょう。
うどん
うどんはどんなスープでも合わせやすい〆食材。
特に味の濃い豆乳のスープなどは、うどんとの相性が抜群です。
ご飯
魚介系しゃぶしゃぶの場合はご飯で雑炊を作りましょう。
魚介系のスープではなくても、トマト缶やチーズを入れてリゾットにするのもおすすめです。
つけだれレシピ4選
つけだれも好みに合わせて作ってみましょう。
ポン酢醤油だれ
まず、定番のポン酢醤油はポン酢大さじ1に対して、醤油を大さじ1よりやや少なめの割合で合わせます。
どんな食材にも合い、さっぱりと食べられる定番つけダレです。
ポン酢とごまの合わせだれ
ポン酢醤油大さじ3に、すり白ゴマと煎り白ごま大さじ1、砂糖とごま油小さじ1を加えてよく混ぜます。
ごま油の香りが食欲をそそるつけだれです。
ごまだれ
白練ごま、砂糖それぞれ大さじ2を混ぜ合わせ、酢と醤油を大さじ1、ラー油小さじ1を入れてさらに混ぜます。
長ネギ、生姜、ニンニクをみじん切りにしたものを混ぜ合わせれば完成です。
しっかり味のつけだれなので、さっぱり系のつけだれと交互に食べたいですね。
おろしだれ
おろしダレの作り方は、ポン酢に大根おろしを入れるだけ。
大根おろしでよりさっぱりするため、食欲のない時にもおすすめです。
しゃぶしゃぶをワンランクアップさせるなら牛肉にこだわりを
しゃぶしゃぶの肉の中でも人気の牛肉。脂のまろやかさや、とろけるような柔らかさを堪能できます。
しゃぶしゃぶをもっと楽しみたいなら、牛肉にこだわってみましょう。
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米沢牛のしゃぶしゃぶ用肩ロースです。
食べるのがもったいなくなってしまいそうな見事な霜降りが特徴。
まとめ
今回は、しゃぶしゃぶをより楽しむための具材を肉から〆までご紹介しました。
しゃぶしゃぶはさまざまな具材を合わせることができ、スープの味を変えればさらにバリエーションが広がります。
お肉の中でも人気の高い牛肉にこだわると、さらにしゃぶしゃぶを楽しむことができますので、ぜひいいお肉でしゃぶしゃぶをしてみてください。