部位図鑑

③肩ロース
最も大きな部位のひとつで、肩部分から取れる部位で、肉質が柔らかく、風味が豊かです。
1.肩ロース
肩ロースは、肩の部分の肉で、赤身と脂肪がバランスよく混ざり、柔らかさとしっかりとした歯ごたえが特徴です。
2.クラシタ(肩肉)
クラシタは肩ロースに近い部位ですが、肩の中でもさらに特定の部分を指します。肩ロースよりも少し硬めであり、赤身の部分が多く、肉の旨味が強いです。リブロースよりも赤みが多い部位です。
3.ハネシタ(ザブトン)
ハネシタは、肩ロースの隣にある部位で、肩の前部分の肉です。一頭から約3~4kgしかとれないとても希少な部位です。和牛の中で「一番の霜降り」が多く、肉の旨味と甘みが豊富に感じられます。
肩ロース好きな人にぴったりなギフトの紹介と、肩ロースの特徴を深堀していきたいと思います♪
①バランスの良い脂肪と赤身
肩ロースは、脂肪と赤身のバランスが良く、ジューシーでありながらも過剰に脂っこくないため、食べやすい部位です。
②霜降り
肩ロースは、霜降りが多すぎず少なすぎず、ほどよく入っているため、肉本来の旨味と脂肪の風味がバランス良く感じられます。霜降りが適度にあることで、焼いた時に脂の甘みが口に広がり、より美味しく食べることができます。
③適度な柔らかさ
肩ロースは柔らかさとしっかりとした歯ごたえがあり、食感が楽しめる部位です。脂肪が溶け出すことでさらに柔らかさが増し、風味も豊かになります。
④風味豊か
赤身と脂肪が適度に交わることで、肉の旨味が濃厚で、味わい深い風味があります。脂肪が多すぎず少なすぎず、ちょうど良いバランスなので、全体的に満足感のある風味が堪能できます。
⑤多用途
焼肉、ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きなど、さまざまな料理に利用できるのが肩ロースの魅力の一つです。
⑥手頃な価格帯
高級部位であるヒレやサーロインに比べると、比較的手頃な価格で楽しめる部位です。
これらの特徴から、肩ロースは非常に贅沢で美味しい部位であり、一度食べるとその味わいが忘れられないものになります。贈り物としても、その高級感と美味しさから非常に喜ばれる逸品です!
肩ロースの美味しさの秘密
肩ロースの美味しさは、筋肉の構造と脂の入り方にあります。肩の運動量が多い筋肉は旨味成分が豊富で、霜降り脂肪が加熱で溶け出すと赤身にコクをプラス。これによってジューシーさと肉本来の旨味を同時に楽しめるのです!
【料理別】肩ロースのおすすめカット&調理法
肩ロースは料理や切り方で味わいが変わります。| 料理の種類 | 最適な厚さ | 肩ロースの魅力と調理のポイント |
|---|---|---|
| すき焼き・しゃぶしゃぶ | 1.5mm〜2mm |
薄切りにして脂を溶かしながら食べると、赤身と脂のバランスが絶妙です。 割り下やくぐらせたお湯の中で適度な脂肪が溶け出し、赤身の旨味とともに深いコクが生まれます。煮崩れしにくいため、すき焼きの煮込みにも最適です。 |
| ステーキ・厚切り焼肉 | 1.5cm〜2cm |
厚切りにしてミディアムレアで焼くと、肉の弾力と脂の甘みが引き立ちます。 焼く30分前に冷蔵庫から出し、表面に塩胡椒を振ってから焼きましょう。適度な霜降りが加熱で溶け出すことで、焼き上がりはジューシーかつ柔らかに仕上がります。 |
| ローストビーフ | ブロック肉(500g以上) |
肩ロースは赤身の旨味が強いため、ローストビーフにすると肉本来の味をしっかり楽しめます。 焼きすぎず、中心温度に注意してしっとり仕上げるのがコツです。 |
肩ロースは他の人気部位とどう違う?他の部位との違い
| 部位 | 主な特徴 | 食感 | 向いている料理 |
|---|---|---|---|
| サーロイン | ロースの最上部位。特に霜降りが非常に多く、肉の甘みと風味が濃厚 | 脂肪が溶け出し、とろけるような柔らかさ | ステーキ、厚切り焼肉 |
| リブロース | ロースの中で最も大きく、きめが細かく、均一なサシ(霜降り)が入っている | 非常に柔らかく、ジューシーで食べ応えがある | すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ(薄切り) |
| ヒレ(シャトーブリアンなど) | 脂肪が非常に少なく、きめが細かい赤身肉 | 柔らかく、あっさりとしていて上品 | ステーキ、カツレツ |
| モモ | 脂肪がほとんどなく、ヘルシーでさっぱりとした赤身が主体 | しっかりとした肉質で、赤身ならではの強い弾力と旨味 | 焼肉、煮込み料理(カレー、シチュー)、ローストビーフ |
選ばれやすいギフトシーン
肩ロースは贅沢すぎず特別感もあるため、贈り物にぴったり。家族みんなで楽しめる味わいで、お中元・お歳暮・父の日・母の日など、どんなシーンでも喜ばれる逸品です。|
|

















