日本三大和牛とA5黒毛和牛・京丹波平井牛
日本三大和牛の代表格である松阪牛(まつさかうし)は、但馬牛の他、全国各地から黒毛和種の子牛を買い入れ、三重県松阪市及びその近郊で肥育された未経産の雌牛のことです。細やかな飼育環境により、肉質が柔らかいのはもちろん、霜降りがきめ細かく脂肪分に甘味があるのが特徴です。「肉の芸術品」と評される松阪牛は、名実ともに和牛のトップブランドです。
神戸ビーフは、兵庫県で生産された「但馬牛」からとれる枝肉が日本一厳しいと言われる認定基準を満たした場合に呼称されるブランド名で欧米を中心に海外でも知名度が高く「Kobe Beef」として知られています。世界の舌を魅了するおいしさの秘密は、脂肪の風味の決め手であるオレイン酸やうまみ成分のイノシン酸が豊富であることなど、科学分析でも明らかになっています。
米沢牛の地元の山形県は、雪に覆われる極寒の冬と湿気高い暑い夏が特長です。この寒暖の差が激しい盆地特有の気候、自然の恵み豊かな山々から湧き出る清らかな水と澄んだ空気、家族同様に牛を扱う人情が「米沢牛」の質の高さの秘密にほかなりません。32ヶ月以上長期肥育した本物の味をお召し上がりいただけます。
A5黒毛和牛は、きれいな水と豊かな緑、ストレスをかけない肥育環境で丹念に育てられ、農家の愛情がたくさん詰まった最高格付A5等級限定のカタログギフトです。更にその中でも、きめ細やかな肉質で、上品な柔らかさが特徴の《雌牛》のみを揃えています。
和牛特有の「和牛香」と呼ばれる甘い香り漂うお肉をどうぞお楽しみください。
京都の和牛は、延慶3年(1310年)に書かれた日本最古の和牛書「国牛十図」に「丹波牛」として取り上げられるほど伝統がありますが、その歴史ある土地で高度な衛生管理のもとに誕生した黒毛和牛が京丹波平井牛です。
京丹波平井牛の特徴は、何よりも肉質がつややかで豊かな風味を帯びていることですが、これは地下150mから汲み上げた京都のおいしい天然水を飲み、成長段階に合わせて与える良質の草や穀物によるものです。
爽やかな風が通り抜け、四季折々の豊かな自然が感じられる開放的な牛舎には、檜や杉のおがくずの良質な寝床が用意され、肥育農家の確かな衛生技術と牛への愛情が伺えます。こうしてストレス無く育った牛たちは、安全・安心な牛肉として、松阪牛、神戸ビーフなどの有名銘柄に勝るとも劣らない肉質で、数々の賞を受賞しております。
また、肥育期間を生後平均30ヵ月以上とし、しっかりと長い年月をかけて育てることで体内熟成され、深い味わいながらあっさりとした旨味をご堪能いただけます。
繊細な味わいと上品な舌ざわりは、まさに美味。贅を極めた逸品をどうぞお楽しみください。